【照明講座体験記④】ピンスポットデビュー

query_builder 2025/10/11
【照明講座体験記④】ピンスポットデビュー

こんにちは!

K-Planの小関です。


この記事は、K-Planで定期開催している照明講座のご紹介となります。

【照明講座体験記③】初めての仕込み現場」の続きです。

(以下、郡さん=代表をこう記します)



今回は、ダンスのピンスポットデビューについて書きたいと思います。

(※前記事で、次回は「図面の読み方について」と予告しておりましたが、予定を変更してお送りしています。)



K-Planでお世話になり始めて1カ月半ほどで、初めての仕込み現場にいきました。

そして2カ月半ほどで、ダンス発表会のピンスポットを担当することとなりました。




☆ピンスポットとは?

ピンスポットとは、「ピンスポットライト」の略で、特定の人物や物を集中的に照らす照明器具のことです。


こちらのサイトで、写真付きでわかりやすく解説してありますので興味のある方はご覧ください。

照明 ピンスポットライト

※株式会社パシフィックアートセンター様のサイトより引用


日々ホームページを運営している中で、どうやらピンスポットに興味を持って検索、流入してきたらしい方が多く見受けられました。

そこで急遽、本記事を挿し込むことといたしました。


ピンスポット、楽しいですよね。

一度自分が担当させていただくと、自然とそれに目が向くようになるものです。


ピンスポットに初めて触った後しばらくの間は、プライベートで観劇に行った劇場でもついついピンばかり追っていました。(笑)


客席についても最初に振り返ってピンルームの場所を探してしまったり!




☆ダンスのピンスポットで気をつけたこと

ダンス公演の場合は、ソロパートのダンサーを照らすことが多いです。

手動で動かして明かりの大きさ・強さを調整します。


ピンスポットは基本的に、対象にのみ当たるよう最低サイズに絞る必要があります。

しかしダンスは、ダンサーの全身の動きを全てきれいに見せる必要があるため、明かりのサイズを多少大きめに取る必要があると感じました。

(小さいと、ダンサーが手を広げた瞬間明かりの中に入りきれない場合がある)


加えて、音楽に合わせて激しく動いたり、ピンを当てる対象者が頻繁に入れ替わるなど、瞬発力と記憶力・集中力が欠かせないと感じました。


今回は2名でピンスポットを担当しました。2人同時にピンを出す場面も多く、その場合は明かりのサイズや明るさを相手と揃える必要があります。

それぞれが当てている人物の体が接近するような場面では、2体のピンスポットの明かりがかぶってしまいます。


この場合は息を合わせて明るさを落としたり、どちらか片方がピンを消すなどの工夫が必要です。



当時の私は、


①出番を暗記し、ミスなくピンを当てる。

②明かりのサイズや明るさを気にかける。

③他のピンスポット担当者と息を合わせる…


という優先順位で気にかけながら、まずは場面全体を破綻させないこと。

その上で、場当たりやゲネプロを通じて精度を上げていこう、と考え取り組みました。



☆本番を迎えるまでの流れ

舞台照明の事前準備において大切なものに、「稽古見」があります。


演劇等であれば、本番前に稽古場に、ダンス等であれば事前の練習会場にお邪魔して見学させていただきます。

ここで実際の演者の動きを見せていただき、照明プラン作成の材料とします。



K-Planでは稽古見を重視しています。

これについては、また別の機会にお伝えしたいと思います。


今回も、事前の通し練習に立ち会わせていただきました。

メインオペレーターとプランナーは全体を見、ピンスポット担当者はピンが必要になりそうな場所を考えながらメモを取っていきます。


これらの記録を元にピンスポット使用箇所を考えキューシートを作成します。


私たちの場合は、ピンスポット担当2名で事前に擦り合わせを行い、どの人物をどちらのピンで取るか、合図はどちらが出すか等を話し合いました。




☆本番はあっという間

当日は朝から仕込みやシュートを済ませて、夕方から場当たりと同時進行で明かり作り。そのままゲネプロという流れでした。


ピン担当者は明かり作りのタイミングでピンルームに上がり、予め決めたキューシートに沿って明かりを出します。

都度お客様から修正希望が入るため、要望に沿って変更します。


そして翌日に本番を迎えました。


▲足元に置いたキューシートを見ながら、ピンスポットを操作します。


K-Planで長年活躍しているプロの女性が2名おり、その方が場当たりから本番最後まで、付きっきりでピンルームにいてくださいました。


「やるからには初めてとか関係ない。堂々と明かりを出す。


仮に間違えても動揺しないで。出してしまった明かりはもう消せないのだからできる範囲で修正すること。


そして焦らず次の動きに備えること。」

(※本番は無事遂行しました)


というフィードバックをいただき、今でも常に頭に置いて過ごしています。



K-Planでは照明講座や実践の場を通じ若手を育てることに力を入れています。

一方で、お客様の舞台進行に支障が出ないよう、能力やポジションの見極め、フォロー体制を敷いております。


これからも皆様のお役に立てますよう

努めてまいります。

今回も、最後までお付き合いいただきありがとうございました。


次回は「図面の読み方・作成方法を知る」をお送りする予定です。

よろしくお願いいたします。




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